指定自動車教習所とは
指定自動車教習所は、
・人的基準(資格のある指導員・検定員等の配置)
・物的基準(コースや教室の整備)
・運営基準(教習カリキュラム等)
などが道路交通法令の定める基準に適合しているものを公安委員会が指定したもので、卒業者には運転免許試験のうち技能試験免除の特典があります。 全国に約1,340余校ありますが、名称は、自動車教習所、自動車学校、ドライビング・スクール、モーター・スクールなど様々です。 毎年、新規免許取得者の約97%に当たる人たちが指定自動車教習所を卒業しており、初心運転者・旅客自動車運転者教育機関の中核をなしています。
指定自動車教習所の役割
- 運転免許を取得するための教育施設としての指定自動車教習所
- 各種法定講習の機関としての指定自動車教習所
- 地域の交通安全教育センターとしての指定自動車教習所
運転免許を取得するための教育施設としての指定自動車教習所
新規に免許を取る人の97%は、この指定自動車教習所の卒業生です。指定自動車教習所を卒業すると運転免許試験のうち技能試験が免除され、運転免許センター(試験場)で行われる適性試験(視力試験など)と学科試験を受けて、それに合格すると、運転免許を取得することができます。
各種法定講習の機関としての指定自動車教習所
指定自動車教習所は、公安委員会が実施することとされている運転者の補充教育や再教育に関する次のような各講習を講習機関として認定を受けて実施しています。
○公安委員会から委託を受けた教習所では、次の法定講習を実施しています。
・安全運転管理者等講習
・取消処分者講習
・免許取得時講習
・初心運転者講習
・高齢運転者講習
○免許証は取得しているが、運転に自信がない、いわゆるペーパードライバーの復習や職業、年齢等の別に応じて、教習所が独自に行っている道路交通に関する知識を深めるためや運転技能の向上を図るための講習
地域の交通安全教育センターとしての指定自動車教習所
地域の警察署や交通安全協会と連携して、幼児、児童、高校生、高齢者、一般運転者などに対する交通安全教育を行うなど、地域の交通安全教育センターとしての役割も積極的に推進しています。
教習所の持つ施設、機材、知識、技能を活用して、ペーパードライバーの再教育、企業などからの要請による交通安全教室などに取り組んでいます。
参照:一般財団 全日本指定自動車教習所協会連合会(全指連)
ホームページ https://www.zensiren.or.jp/